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台南で伊能嘉矩の特別展 日本統治下の台湾を踏査した人類学者

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台南で伊能嘉矩の特別展 日本統治下の台湾を踏査した人類学者


「重返・田野:伊能嘉矩与台湾特展」会場の一角 

(台南 25日 中央社)日本統治時代に台湾各地を踏査した人類学者、伊能嘉矩(いのう かのり、1867~1925)の特別展「重返・田野:伊能嘉矩与台湾特展」が24日、南部・台南市の国立台湾歴史博物館で開幕した。貴重なフィールドワークの記録や文物、映像などを通し、来場者を120年前の台湾にいざなう。伊能が毛筆で書いた台湾原住民(先住民)系統分類図(横344センチ)も、台湾大学図書館が所蔵して以来100年近くを経て初めて公開された。

伊能は1895年に台湾総督府雇員となり、約10年間にわたって先住民の調査・研究などを行った。代表著書に没後に刊行された「台湾文化志」(1928)がある。

同展では、時代背景や人物紹介など6つのテーマに分けて伊能の足跡をたどる。伊能が訪れた場所の現在地が分かり、メモや日記、先住民集落名などが検索できる地理情報システム(GIS)や、伊能が各所で集めた文物や物語などを照合できる台湾俯瞰図なども利用できる。

2019年1月1日までの開催。


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