ベトナムの工業団地ではためく中華民国国旗、背景に反中デモ
凱勝のベトナム本社敷地内ではためく(中央2本から)
(ビンズオン 28日 中央社)ベトナム南東部・ビンズオン省の工業団地で大きな中華民国(台湾)国旗がはためいている。旗を掲げるのは、現地に進出している台湾の家具メーカー「凱勝」。同社の羅子文総裁によると、2014年の反中デモを機に、中国企業と間違えられないよう、ベトナム政府は掲揚を了承した。これまでは、掲げるたびに中国側の圧力により降ろさせられてきたという。
ベトナムでは、凱勝は年間売り上げ1億ドル(約111億円)、従業員7000人の家具最大手。4年前に起きた反中デモの影響で、100万ドル(約1億1100万円)の損失を計上した。だが、デモをきっかけに、ベトナム人が台湾企業と中国企業の区別がつかないと認識している当局との交渉後、無理な話だった中華民国国旗の掲揚が可能になった。同社の羅総裁は「毎日台湾の国旗を堂々と掲げる」と胸を張った。
凱勝のベトナム本社敷地内ではためく(中央2本から)
(ビンズオン 28日 中央社)ベトナム南東部・ビンズオン省の工業団地で大きな中華民国(台湾)国旗がはためいている。旗を掲げるのは、現地に進出している台湾の家具メーカー「凱勝」。同社の羅子文総裁によると、2014年の反中デモを機に、中国企業と間違えられないよう、ベトナム政府は掲揚を了承した。これまでは、掲げるたびに中国側の圧力により降ろさせられてきたという。
ベトナムでは、凱勝は年間売り上げ1億ドル(約111億円)、従業員7000人の家具最大手。4年前に起きた反中デモの影響で、100万ドル(約1億1100万円)の損失を計上した。だが、デモをきっかけに、ベトナム人が台湾企業と中国企業の区別がつかないと認識している当局との交渉後、無理な話だった中華民国国旗の掲揚が可能になった。同社の羅総裁は「毎日台湾の国旗を堂々と掲げる」と胸を張った。