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高雄の旧英国領事館、約30年ぶりに海臨む かつての港の風景を再生

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高雄の旧英国領事館、約30年ぶりに海臨む かつての港の風景を再生


約30年ぶりに甦ったかつての高雄の旧英国領事館前の風景 

(高雄 29日 中央社)戦後33年間、高雄の旧英国領事館(打狗英国領事館)と海を隔てていた海上保安当局の事務所が解体され、周辺一帯の環境整備がこのほど完了した。高雄市政府文化局は28日、記念式典を開催し、日本統治時代まで貿易の要とされていた同地のかつての風景がよみがえったことを祝福した。

オランダ統治時代から貿易の要所とされていた高雄港哨船頭。清朝時代には英国の領事館が設置され、周辺には海外の商人や貿易商が集まり繁栄した。日本統治時代にも高雄港の貿易の拠点として中心的な役割を担ったとされる。

重要な業務拠点として海に面した地に立てられた旧英国領事館。だが1984年、同館と海を隔てるように海上保安当局の事務所が建設された。市は近年、同地の景観を復元することで歴史的文脈を再生させようと事務所の移転・解体を目指す計画を推進。中央政府と協議を重ね、昨年4月末、同所の移転と解体が決まった。

この日の式典に出席した鄭麗君文化部長(文化相)は、計画を通じて歴史の記憶を根付かせるだけでなく、現代の生活の観点も付与されたとし、高雄について、歴史的魅力と暮らしやすさを兼ね備えた都市になったと評価した。


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