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京都・興正寺御影堂が入場禁止  大阪北部地震で柱損傷

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京都・興正寺御影堂が入場禁止  大阪北部地震で柱損傷


柱を支えるため、足場が組まれた御影堂の内部(京都市下京区・興正寺)


         

真宗興正派本山の興正寺(京都市下京区)の御影(ごえい)堂が、6月の大阪府北部地震の影響で柱が損傷し、立ち入り禁止となっていることが31日分かった。同派は同日、堂内に安置していた宗祖親鸞の木像「御真影(ごしんねい)」を隣接する阿弥陀堂に移した。

 御影堂は幅33メートル、奥行き41メートル、高さ28メートルあり同寺で最も大きなお堂。1912(明治45)年に再建された。6月18日の地震発生直後の点検では異常はなかったが、数日後に御影堂南余間(よま)の柱上部が損傷しているのを職員が発見した。さらに北余間の柱もゆがみが生じていた。

 同派は7月5日以降、堂内への入場を禁止した。現在は金属製の足場で柱を支えている状態で、法要は当面、阿弥陀堂で行う。同派の閣僚にあたる正信大等参務は「専門家による調査だけで半年から1年かかる。修理の完了がいつになるか見通しは立たない」と話す。

(京都新聞)


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