京都迎賓館、参観料値上げ検討　桂離宮ツアー増加も

京都迎賓館、参観料値上げ検討　桂離宮ツアー増加も


京都迎賓館の庭園


　　　　　　　　　
政府は、今後１年間の訪日外国人客対応をまとめた「観光ビジョン実現プログラム２０１８」を策定し、主要施策に京都迎賓館（京都市上京区）の参観料値上げ検討や桂離宮（西京区）のツアー回数増加などを盛り込んだ。

　京都迎賓館は２０１６年７月から通年の一般公開が始まり、１７年度は約１２万９千人が訪れて人気を集めている。参観料は自由参観方式で大人千円、中高生５００円（小学生以下は参観不可）だが、魅力や満足度を高める新たな企画や取り組みの財源として引き上げを検討する。また、館内の展示品や調度品を分かりやすく紹介するスマートフォン用アプリも開発中で、試験運用を行うとしている。

　桂離宮ではガイド付きのツアーを１日６回行っているが、観光庁によると、予約で満員の状況が続いているという。今後、１回当たりの人数を減らす一方で回数を４倍の２４回に増やし、総定員は現在の２１０人から４８０人へと２倍以上にする方針を打ち出した。

（京都新聞）