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日本統治時代から残る消防組の建物、新竹の古跡に

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日本統治時代から残る消防組の建物、新竹の古跡に


古跡に認定された新竹市消防博物館=同市政府提供 

(新竹 9日 中央社)日本統治時代に建てられた北部・新竹市の現「新竹市消防博物館」の建物がこのほど、文化資産審議会の視察と採決を経て、同市33カ所目の市定古跡に認定された。同市政府が8日、発表した。林智堅市長は、これらに国定古跡5カ所、歴史的建造物23カ所を合わせると、市内の文化資産は計61カ所に上ると述べ、豊かな文化を持つ同市の魅力と、文化資産を重視する市の姿勢をアピールした。

同市文化局によると、同建築物は消防組(消防団)の拠点として1937(昭和12)年に竣工したもの。当時市内で最も高い6階建ての望楼を有し、屋上からは市内が一望できたため、火災の発生場所や状況の把握に役立った。また、壁には伝声管が設置されており、消防組員が待機する1階にいち早く情報を伝えることができたという。戦後は新竹市消防局となり、新オフィスに移る1999年まで使われた。その後も分団が駐在し、2002年からは望楼と旧事務所部分が消防博物館として一般公開されている。

審議会では1921(大正10)年に建てられた旧新竹公会堂(現:国立新竹生活美学館)の復元・再利用プロジェクトも承認された。当時、市民の集会所として市の中心部に設けられたが、戦後、異なる用途に合わせた増改築が繰り返され、本来の建物は覆い隠されてしまった。同プロジェクトでは増改築部分を取り除き、当初の姿に戻す予定だという。


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