京都市内で最終盤に花見を楽しめる右京区京北宮町の「黒田百年桜」が見頃を迎え、16日に桜まつりが開かれた。鮮やかな大輪の花が手まりの様に咲き誇る姿を一目見ようと、大勢の家族連れでにぎわった。
百年桜は樹齢300年以上を誇り、八重の中に一重が混じる突然変異種のヤマザクラ。今年は例年より10日間ほど早く咲き始め、まつりでは満開の桜の下、地元住民がよもぎ餅の販売や音楽ステージで見物客をもてなした。
まつりは17日午前9~午後5時にも開催し、開花期間中は夜間ライトアップも実施する。開花情報は地元商店「おーらい黒田屋」のホームページに掲載。京北ではほかにも宝泉寺や常照皇寺で桜が見頃となり、各地の桜巡りを楽しむ人でにぎわった。