台東県関山鎮にある慈済病院の駐車場で14日夕、1匹のタイワンザルがいるのを市民が見つけ、警察に通報。同県農業処に引き取られるまで、台東県警関山派出所で1夜を過ごすエピソードがあった。
警察官が現場に駆けつけると、そこにいたのは歯が生えていない子ザル。付近の住民には心当たりがなく、ひとまず派出所で保護することになった。
派出所に着くなり「キーキー」と鳴き出したため、お腹を空かせているのだろうと思った女性警察官は、牛乳を買いに走り、湯せんで温めて差し出すなど熱心に介抱。お腹がいっぱいになると、警戒心が薄れたのか、机の上によじ登り、紙パック飲料に興味を示したり、警察官の腕を枕に寝る一幕もあり、一躍人気者となった。
ただ、関山分局の陳宇桓局長は、野生動物を見つけても、決して連れ帰って飼育しないよう呼びかけている。