複数の台湾メディアによると、日本で民宿を経営している台湾人がこのほど、SNS上で宿泊費を支払わないカップルがいたことを暴露し、物議を醸している。
大阪で民宿を経営するオーナーによると、問題のカップル2人は3泊した台湾人で、支払いの際に「奈良でレンタサイクルに乗っていた時に財布を落としてしまった。(宿泊費は)台湾に戻ってから振り込みます」などと説明。オーナーはふびんに思い、2人の申し出に同意した。
ところが、2人は台湾に戻ってからも一向に宿泊費を振り込まなかった。オーナーは繰り返しLINEで連絡したものの、完全に無視。しかも、2人のフェイスブックからは6〜7月にかけての日本旅行の写真が削除されていたという。2人のフェイスブックには再び東京で豪遊している写真が掲載された。
だまされたと思ったオーナーは、2人とのLINEのやり取りをフェイスブックで公表し、注意を呼び掛けた。これをきっかけに、ネット上では2人の名前や顔写真が流出。すると、これを知った2人は、なんと日本まで電話をかけてきて、「どうしてネットにさらしたんだ?」などとオーナーを問い詰めたという。オーナーは、お金がないのならまだしも再び東京に遊びに行っているということは、故意に支払っていないことだと反論したそうだ。
台湾のネットユーザーからは、「1万台湾ドル(約3万5000円)にも満たない額で人格を売ったな」「国外にまで恥をさらした」といった批判の声が集まり、中には警察に通報して2人に謝罪と賠償を求めるよう勧める書き込みも見られた。