台湾台東空港

台湾花蓮空港

(台北 2日 中央社)日本や韓国、東南アジアなど出発の便を対象に、桃園、台北松山を除く台湾の空港への着陸料を期間限定で免除する措置が実施される見通しであることが2日、分かった。中部や南部、東部に外国人観光客を呼び込むのが狙い。交通部(交通省)官僚によると、10月1日からの実施を目指しており、免除期間は来年3月末までの予定。
対象になるのは、日本、韓国、新南向国家(台湾が関係強化を目指す東南アジアや南アジア諸国)。林佳龍交通部長(交通相)が先週開いた対策会議で措置が検討された。同部官僚によれば、同部民用航空局は先月30日から実施法規の予告作業に取り掛かっているという。
林部長は先日、記者団との座談会で、2030年に訪台外国人客2000万人を達成する目標を示した。東部への観光誘客策としては、花蓮、台東両空港に就航する国際定期直行チャーター便に対し、空港地上ハンドリング費用を10月1日から50%補助する優遇措置を打ち出している。