11月オープン予定の京都錦市場 京丹後市のアンテナショップ


「京都の台所」として知られ、観光地としてもにぎわう京都市の錦市場に、市場で買った食べ物を持ち込めるイートインスペースが初めて設けられることになり、観光客が狭い通路で歩きながら食べる、通行の妨げとなる行為の解消につながると期待されています。
錦市場で初めてとなるイートインスペースは、ことし11月にオープン予定の京丹後市のアンテナショップに設けられます。
運営会社によりますと、スペースは60人ほどが利用できる広さで、アンテナショップで食べ物などを購入すれば、錦市場のほかの店で買った食べ物も持ち込めるということです。
錦市場はここ数年、外国人観光客を中心ににぎわっていますが、歩きながら食べる行為は通行の妨げになることから問題視されていて、市場では観光客に遠慮するよう呼びかけています。
京都錦市場商店街振興組合の宇津克美理事長は、「錦市場は道幅が狭く、歩きながら食べる十分なスペースがない。ニーズにあわせて観光客をもてなしたい」と話しています。
アンテナショップの運営会社「丹後王国」の中川正樹社長は、「人にぶつかるなどトラブルにつながるおそれもあり、力になれる範囲で市場に協力したい」と話しています。
NHK