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玉山一帯に台湾固有種のクマが頻繁に出没 100頭以上か 台湾

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玉山国家公園内のタイワンツキノワグマ



(南投 7日 中央社)行政院(内閣)農業委員会により絶滅危惧種に指定されている台湾固有種のタイワンツキノワグマが最近、中・南部をまたぐ玉山国家公園の各所に頻繁に出没している。玉山国家公園管理処(玉管処)は、園内に生息する個体は100頭を上回ると推定しており、山歩きをする人々にクマに遭遇しても驚かないよう呼び掛けている。

同公園の範囲は中部・南投県、南部・嘉義県、高雄市、東部・花蓮県と広大。玉管処によれば、タイワンツキノワグマは今年1月に海抜約3400メートルの排雲山荘(嘉義県)付近に出現したほか、2月にも南投県の山小屋などでゴミ箱をあさった形跡が認められ、4月には南投県の登山道を歩く姿を撮影するのにも成功した。最近では7月に、花蓮県の登山道入口付近の道路上にいたのが確認された。

玉管処の説明では、タイワンツキノワグマ保護チームが発足した1996年以降の研究資料に基づくと、園内の個体数は台湾全土の総数の3分の1から2分の1を占めており、すでに重要な生息地になっていることが分かるという。また、全て健康で、近親交配などの問題はないとの見方も示された。今年は大学に委託して人工衛星による追跡調査を実施するほか、観測員ボランティアの育成や一般市民向けの講座を開くなど、タイワンツキノワグマの生態についての知識を伝える取り組みも行っていくとしている。
 

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