法要の後、威勢の良い掛け声で大神輿を持ち上げる氏子ら
(京都市東山区・三十三間堂)

三嶋神社(京都市東山区)の神幸祭が15日営まれ、大神輿(みこし)や剣鉾(けんぼこ)を担いだ地域の氏子ら一行が神社一帯を練り歩いた。昨年に続いて三十三間堂(同区)の本堂にも立ち寄り、担ぎ手の勇壮な掛け声が秋空に響いた。
三嶋神社はかつて三十三間堂の本坊に当たる妙法院の境内にあり、江戸時代に妙法院が大神輿と剣鉾を奉納した。神幸祭の神輿巡行は担ぎ手不足から長く途絶えていたが、約20年前に復活し、昨年初めて巡行ルートに三十三間堂の本堂が加わった。
大神輿の行列は東大路通の馬町交差点を経て三十三間堂に到着。法要後、重さ800キロ以上ある大神輿を氏子ら約150人が高く掲げ、「ほいっと、ほいっと」と声をあげながら練り歩いた。
京都新聞