記録的な猛暑に見舞われる台湾で、市民の憩いの場であるレジャープールで55歳の男性が何者かに拳銃で撃たれる事件が発生した。男性はすぐに病院へ運ばれたが、幸い意識ははっきりしており今のところ命に別状はないという。『民視新聞』などが報じている。
事件があったのは29日午前10時頃。台南市帰仁区にあるレジャープール前の路上で男性がプールの建物を出たところ、バイクに乗って後ろから近づいてきた者に撃たれた。男性は持っていた荷物を投げつけるなどして抵抗し、プールの建物に逃げ込んでスタッフに助けを求めた。
警察によると、犯人は建物のそばで待ち伏せし被害者の男性が出て来たところを狙って発砲、その後逃走したという。男性は胸と肩を1か所ずつ撃たれており、プール施設に逃げ込んだ際には血まみれの状態であった。
レジャープールのスタッフによれば、被害者の男性はプールの会員でほぼ毎日来ていたそうだ。親子連れでにぎわう日曜日のレジャー施設で、白昼堂々起きた発砲事件に周辺住民は不安を募らせている。
警察では犯人の行方を追うとともに、犯行動機について捜査を進めている。