(嘉義 12日 中央社)嘉義駅周辺の鉄道高架化事業の始動式が12日、嘉義駅前で行われた。式典に出席した林全行政院長(首相)は、嘉義市の分断解消などによる観光発展に期待を寄せている。
高架化されるのは、嘉義駅前後10.9キロの区間。今年末にも起工し、2026年の完成を目指す。総工費は275億8600万台湾元(約1017億円)。
ト醒哲・嘉義市長は、「市民が30年近く待ち望んでいた」として事業の始動を歓迎し、同市の東西が縫い合わされ、交通の障害がなくなると効果をアピール。また、林院長は、出来上がりの美しさを重視する姿勢をみせ、観光振興のほか、生活環境の改善をもたらしたいと語った。(ト=さんずいに余)