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世界平和と復興、炎に祈る 滋賀・延暦寺、比叡の大護摩/京都

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護摩木が焚かれる炉の前で、世界平和と被災地の復興を祈る森川座主



世界平和と東日本大震災や熊本地震などの被災地復興を祈願する「比叡の大護摩」が13日、大津市の天台宗総本山・延暦寺で行われた。信者から寄せられた約15万本の護摩木を巨大な炉で焚(た)き上げた。

 30年前に行われた「比叡山宗教サミット」の精神を引き継ぎ、世界平和を祈る目的で1990年に始まった。比叡山の西塔地区にある最澄(伝教大師)の像の前に直径約5メートルの炉を特設し、1200年間ともり続ける「不滅の法灯」から採った火を用いて護摩を焚く。

 この日は6回に分けて行われ、比叡山の千日回峰行を達成した大行満大阿闍梨(あじゃり)たちが護摩木を炉に投入した。午前11時からは、天台宗の最高位、森川宏映(こうえい)座主(91)が黙とうした後、「人類の安寧と世界平和を祈念する」などとする祭文を読み上げた。取り囲んだ信者たちは手を合わせて読経し、祈りをささげた。


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