運航が始まった十石舟から、酒蔵が並ぶ川辺の光景を楽しむ乗船客(京都市伏見区)
京都・伏見の水辺を巡る十石舟と三十石舟の運航が25日、京都市伏見区の宇治川派流などで始まった。穏やかな晴天のもと、訪れた家族連れらが水上でのひとときを満喫した。
酒蔵や桜並木などの情緒豊かな川沿いの風景を楽しんでほしいと、NPO法人伏見観光協会が毎年3~12月に行う。十石舟は今年で20年目を迎えた。
午前に関係者約30人が安全運航を誓った後、観光客らが舟に乗り込んだ。月桂冠大倉記念館の裏手にある乗船場を出発し、三栖閘門(こうもん)までの往復約3キロを1時間ほどで結んだ。
同協会の山仲修矢理事長は、「これからの時期は川辺の桜も楽しめる。運航が伏見の魅力アップにつながれば」と話した。12月3日まで。大人1200円、小学生600円、3歳以上300円。問い合わせは同協会TEL075(622)8758。