展望塔から背割堤の眺望を楽しむ人たち(25日午前11時15分、京都府八幡市・さくらであい館)
桜の名所として知られる淀川河川公園の背割堤(京都府八幡市八幡)で25日、高さ28メートルの展望塔がある観光交流施設「さくらであい館」がオープンした。360度見渡せる展望塔から200本以上の桜並木や石清水八幡宮のある男山、比叡山まで一望できる。記念イベント「淀川三川・春フェスタ」も始まり、訪れた人は展望塔からの眺望や遊覧船などを楽しんだ。
同館では午前10時に開館記念式典が行われ、春フェスタも開幕した。館近くの船着き場からは、遊覧船で背割堤を川から眺める「さくらであいクルーズ」が発着し、京都市伏見区や大阪府枚方市と結ぶ船も運航した。
背割堤の桜の開花はこれからだが、公園では八幡市や久御山町、長岡京市や京都市伏見区の特産品や名物グルメの販売もあり、にぎわいを見せた。公園は「お茶の京都博」の開幕イベント「さくら茶会」(4月1、2日)の会場になる。
同館は国土交通省が国有地に整備した。開館は午前9時~午後5時。展望塔は桜のシーズン(3月25日~4月10日)は有料(300円、小中学生100円)。フェスタは26日まで行われ、乙訓地域からの周遊バスも運行する。