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「台湾国パスポート」で日本の入国審査を通過した女性

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台湾の女性が「台湾国」のシールを貼り付けたパスポートで日本の入国審査を通過したと報じられて物議を醸している問題で、当事者の女性が過去に5回同じパスポートで日本に入国したと明らかにしている。

中国共産党系の環球時報のニュースサイト「環球網」は28日、羽田空港の入国審査官が、台湾のパスポートの表紙に印字されている「中華民国 REPUBLIC OF CHINA」の文字を覆うように「台湾国 REPUBLIC OF TAIWAN」と印字されたシールを貼り付けた「台湾国パスポート」を所持した女性を入国させたと写真付きで報じた。現場に居合わせた同メディアの記者によると、「入国審査官はパスポートの表紙のシールに気付いたようだが、それを剥がすこともせず、女性は問題なく入国できた」という。

このニュースが報じられると、台湾の複数のメディアも取り上げた。このうち、聯合新聞網は、当事者の女性のインターネット掲示板の書き込みを発見。「ニュースになっちゃった!」との言葉で始まる書き込みには、「本人だという証明のため」問題のパスポートと日本の在留カードの写真が添付されている。女性は日本の1年間の留学ビザを所持しているそうで、台湾でのビザ申請の際も、過去5回の日本への出入国の際も、「台湾国パスポート」が問題になったことは一度もなかったという。

また、日本のドラッグストアの免税手続きの際に店員から「台湾国パスポート」について指摘があったものの、「私のつたない日本語で『台湾人は自分たちを中国人だと思っていません』と説明したら、相手も理解してくれたみたいで良かった」という体験談もつづっている。

女性は最後に「ニュースで盗撮されたことを知って不快。あの場所(入国審査場)での撮影は禁止されているし、私も黙って入国審査を受けていただけで何をした訳でもない。皆さん、あの(環球網の)記者を日本政府に通報する方法を教えてください」とも記している。

「台湾国パスポート」をめぐっては、これまで欧州やシンガポール、香港などで入国が拒否されたケースがあるほか、昨年3月には日本でも、チェアスキーの大会に出場するため訪れた高耀威さんの入国が拒否されたと報じられている。(編集/北田)


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