(桃園空港 5日 中央社)台湾桃園国際空港第1ターミナルで3日、60代の韓国人女性が変造パスポートを使用して入境を試みたところ、出入境管理を行う内政部移民署国境事務大隊に拘束された。女性は4日、強制退去させられた。
国境事務大隊によれば、女性は長年マレーシアに居住。資金繰りに困り、8000万韓国ウォン(約786万円)の債務を抱えていたほか、債権者から訴訟を起こされたためにパスポートの更新ができなかったとみられている。女性は取り調べの際、4万5000台湾元(約16万4000円)でブローカーを通じて偽の韓国パスポートを購入したと認めた。これまでに同じパスポートを使い、世界各地を周っていたものの、その際は気付かれなかったという。
国境事務大隊は、女性が所有していたパスポートは精巧に仕上げられており、ブローカーの偽造・変造技術の大幅な向上が見て取れるとしている。