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京都八幡・背割堤の桜に50万人 「さくらであい館」オープンや海外旅行客増加で

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京都府八幡市の桜の名所・背割堤の来場者が50万人に達したと4月11日、八幡市観光協会が発表した。

 宇治川・木津川・桂川が合流する三川合流地域は天王山や男山に挟まれた場所で、京都と大阪をつなぐ水陸の交通の要所として、歴史的にも重要な役割を果たしてきた。江戸期から河川改良や治水工事が行われたことによって誕生した宇治川と木津川の間に位置する背割堤は、全国有数の桜の名所としても知られている。

 昨年は28万人だった来場者が急増した要因について観光協会の長村会長は「背割堤に3月25日にオープンした『さくらであい館』の効果が大きい。この地区のシンボルができたことで、人が集まりやすくなった。さらに『お茶の京都博』のオープニングイベントが開催されるなどしたことに加え、ここ数年 SNSなどで背割の桜の情報が拡散されたことで、国内外の観光客を乗せた観光バスが大挙して来るようになったのも理由」と分析する。

背割堤一帯を管理する「淀川河川公園管理センター」の下野公仁副管理センター長は「朝から主に中国人や台湾人観光客を乗せたバスの台数が増えた。3月25日から4月10日までの期間で約1万8000人が訪れた」と話す。

 4月11日現在、満開の状態で、「あと数日は美しい桜並木を楽しめるはず」とも。

 今後について、同館サービスセンター長のせ嶋恵子さん「当館の目的の一つは、周辺地域の皆さんのコミュニティーの場として使っていただくこと。3部屋ある学習ルームは、個人でも使える料金設定なので多くの方に利用していただければ」と呼び掛ける。

 学習ルームの利用料(4時間)は、桂=320円、宇治・木津=650円、淀=1,790円。利用申し込みはホームページから申込用紙をダウンロードしてファクスで申し込む。問い合わせは淀川河川管理センター(TEL 075-633-5120)まで。


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