京都府亀岡市篠町の嵯峨野観光鉄道トロッコ亀岡駅正面の広場では、青空の海を泳ぐ120匹のこいのぼりが観光客を迎えた。家族連れやカップルが壮観な光景に見入り、写真に収めるなどしていた。
子どもの健やかな成長を願って篠町自治会と篠町町つくり推進会が飾っており、今年で6回目になる。40本のさおを4月下旬に立て、大小さまざまなこいのぼりを取り付けた。
吹き抜ける薫風を受けてこいのぼりの群れは気持ちよさそうにそよぎ、観光客が保津川沿いを散策する馬車に揺られながら楽しむ姿も見られた。
自治会長の中井康雄さん(63)は「行楽客にも楽しんでもらえており、こいのぼりを揚げることで子どもたちが元気よく遊び、大きく成長してくれればうれしい」と目を細めていた。