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八田与一氏の慰霊祭 反日派・台湾独立派が場外で口論も

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(台南 9日 中央社)日本統治時代の水利技師、八田与一氏を追悼する慰霊祭が8日、台南市の烏山頭ダムで行われた。例年は自由に参列できたが、先月中旬に八田氏の銅像が破壊された事を受け、今年は式典を円滑に執り行うため、関係者のみの参列とされた。会場外には反日団体や独立派団体が姿を現し、警官と言い合いになるなどの騒動が起きたが大事には至らず、式典は無事に行われた。

先月中旬、台湾と中国大陸の統一を主張する元台北市議会議員らにより銅像が破壊された。台南市の奇美博物館が提供した複製を使って修復が進められ、慰霊祭の開催に間に合わせることができた。

同ダムを管理する嘉南農田水利会の楊明風会長は、今回の事件でかえってより多くの若い人たちに八田氏の物語や彼に対する農家の感謝の気持ちを知ってもらうことができ、日台の友情もさらに強固になったと述べた。

同会は、八田氏は政治家ではなく水利技師であり、過激な行為によって式典が本来の目的から外れてしまうのは望んでいないとしていた。事前に参列の意を申し出ていた独立派団体の参列を見送ったという。同ダムには蒋介石元総統の銅像も設置されており、独立派団体が狙っている可能性があるとして関係者は警戒を強めていた。

同会によると、過去には馬英九前総統が参列に訪れたこともあったが、蔡英文総統は今回、参列を見合わせ、別の日程でダムを訪れる予定だという。


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