京都駅開業140周年を記念した企画展「洛中洛外鉄道絵巻」が、京都市下京区の京都鉄道博物館で開かれている。初代から現在の4代目までの京都駅や、市内を走る公共交通の歴史を紹介し、多彩な電車の魅力を伝えている。
京都駅は1877(明治10)年2月5日に開業した。企画展では「京都市の鉄道」をテーマに、絵巻に見立てたパネルで写真を織り交ぜながら京都駅の歩みをひもといた。
約230点の展示物では、2代目京都駅の貴賓室にあったシャンデリアや駅名標のレプリカ、初代京都駅と路面電車・京都電気鉄道の模型、京阪奈を中心に描かれた鳥瞰(ちょうかん)図などをそろえた。私鉄各社の歴史や新幹線、路面電車、地下鉄、ケーブルカーといった電車も紹介している。
同館は「知らない時代の京都駅の様子や、さまざまな形態の路線があることを知ってもらいたい」としている。7月11日まで。水曜定休。入館料が必要。