2017年5月27日、中国メディアの中国台湾網が、台湾メディアの報道を引用し、屏東市にある台湾鉄路の屏東駅が、リニューアルオープンからわずか2年で雨漏りするなどして利用者から不満の声が出ていると伝えた。
報道によると、屏東駅は28億台湾ドル(約103億円)をかけて改修工事を行い、昨年8月にリニューアルオープンした。しかし、ホームへ出る階段を上りきったところに大きな柱があり、「非常に邪魔だ」と利用者からは不満の声が続出しているという。
台湾のネット上でも「毎回、屏東駅のあの邪魔な柱を見ると腹が立つ」「台湾の公共設備は人が使うために設計しているのか?車いすの人はどうするんだ?子連れの親や杖をついた年寄りはどうだ?この天才的な設計をした人は電車の乗り方を知っているのか」などの声が出ているという。
さらに、5月25日には屏東県の潘孟安(パン・モンアン)県長が視察に訪れたが、その日はあいにくの雨で、ホームには大きな屋根があるにもかかわらず雨漏りがひどく、利用者はホームの中でも傘を差さざるを得ない状況だった。これを見た潘県長は、首を横に振りながら「本当に天才的な設計だ」と述べたという。