(台北 17日 中央社)台湾最大のマンゴー生産地、台南市はマンゴーの収穫期を迎えた。同市農業局によると、異常気象で生産量が大幅に減少した昨年に対し、今年は例年を1~2割上回る10.5トンの豊作が見込めるという。24日からは約1カ月にわたる観光イベント「台南国際マンゴーフェスティバル」もスタート、産地でマンゴー三昧の休日が楽しめる。
行政院(内閣)農業委員会農糧署によると、海外への輸出も例年通り行われる。今年4月時点ですでに日本や韓国のほか、カナダ、中国大陸など7カ国・地域から受注が寄せられており、受注額は昨年同期より52万ドル(約5760万円)多い1022万ドル(約11億3300万円)に達している。
同署は、近年マンゴーの輸出は飛躍的に増加しており、昨年は減産の影響を受けて2000トン未満にとどまったものの、今年は過去最高を記録した2015年の1万812トン・8億1000万台湾元(約29億5600万円)を上回る可能性もあると分析している。
24日から開幕する「台南国際マンゴーフェスティバル」では、玉井や大内など台南各地の主要産地を会場に、青果市場やマンゴーの品種紹介、マンゴーを使ったスイーツのコンテストなど、さまざまな催しが予定されている。開催は7月22日まで。