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日本統治時代の台北鉄道工場、7月から参観可能に/台湾

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(台北 17日 中央社)日本統治時代から残る国定古跡「台北機廠(旧台北鉄道工場)」(台北市)の一般参観が7月19日から開始される。文化部(文化省)は16日、公開される施設のリスト第1弾を発表した。

台北鉄道工場は日本統治時代の1935年に落成して以来、台湾最大の車両基地として車両の整備や組み立てなどが行われた。戦後も台湾鉄路管理局(台鉄)によって長い間使用が続けられたが、2013年に工場機能が移転、80年近くの歴史にピリオドが打たれた。

その後、跡地を歴史的な文化資産として保存する声が高まり、13年には一部の施設が台北市の有形文化財に、15年には全体が国定古跡に認定された。昨年には交通部(交通省)と台鉄、文化部の協力の下、国家レベルの鉄道博物館として整備を進める方針が定まった。約10年かけて古い設備の修復作業などが進められる。

参観は修復作業を進めながら施設を部分的に開放する方式で行われ、7月19日から毎週水曜日と土曜日の参観日にガイドサービスを提供する。

第1弾として公開されるのは、日本統治時代に建設されたという組み立て工場や1889年製の設備を残す鍛冶工場、工員たちが汗を流した大浴場、「英国の貴婦人」と呼ばれて親しまれたEMU100型電車など。ガイドボランティアの中には、34年間同基地に勤務した元工員もいるという。


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