(台北 19日 中央社)国軍は19日、地対空誘導弾パトリオット(PAC2)を試験発射し、標的として発射した天弓2型地対空ミサイルの迎撃に成功した。発射試験は昨年10月に実施予定だったが、中国大陸海警局の船が現場付近の公海を航行しているのが確認されるなどしたため急遽延期されていた。
午前6時すぎ、天弓2型は東部・台東県成功鎮から発射され、南部・屏東県の九鵬基地から発射されたPAC2に離島・緑島上空で撃墜された。
成功鎮内の漁港には午前4時すぎから多くの軍事ファンが望遠レンズを設置して待機。轟音が鳴り響き、ミサイルが炎を上げながら上空に飛行していく姿を捉えると、集まった観衆からは拍手喝采が起きた。ある軍事ファンは4日前から待ち構えていたと話し、「最も高価な花火ショーですね」と喜んでいた。