(新北 19日 中央社)願いを込めてランタンを空に放つ習慣があることで有名な北部・新北市平渓。台湾鉄道(台鉄)平渓線の終着駅、菁桐駅のそばの「菁桐鉄道故事館」には夜空に浮かぶランタンと線路を走る列車がデザインされた郵便ポストが設置されている。同地を訪れた観光客は旅の思い出をはがきにしたため、ポストに投函しているという。
日本と同じように円筒状の郵便ポストは台湾でもあまり見かけられなくなったが、平渓ではいまだに使われている。このランタンのイラストで彩られたポストはかつて台湾で最も一般的な緑色のポストだった。現在は平渓の鉄道文化とランタンの物語が融合され、特色あるポストに生まれ変わった。
新北市政府民政局によると、このポストの他にも1941年に設置された平渓郵便局には台湾で最も古い鋳鉄製の丸型ポストがあるという。