「盛夏のルビー」と呼ばれ、日本にも輸出されている台湾のマンゴー。今年は異常気象の影響で、収穫時期の遅れや減産の恐れが出ているが、主要産地の一つである南部・台南市は17日、マンゴーをテーマにした観光イベント「台南国際マンゴーフェスティバル」を、予定通り25日から開催すると発表した。
台南市は改良種のマンゴーの生産量が台湾一で、フェスティバルの期間中は、市内でマンゴーかき氷の提供や農業体験など、マンゴーに関するイベントが多数行われる。
台湾では昨年冬から今年初めにかけて異常気象が相次ぎ、果物の開花率が低下。農業委員会は、人気の高いアップルマンゴー(愛文)などの改良種の収穫量が、約10万201トンになると予測しており、例年に比べて3割ほど減少する見通し。