京都の五花街合同公演「都の賑(にぎわ)い」が24日、京都市左京区の京都造形芸術大の劇場「春秋座」で2日間の日程で始まった。芸舞妓計約80人が、趣向を凝らした演目を次々と披露し、観客を魅了した。
公演は、祇園東による四季の風情を表現した清元「花がたみ」で開幕。上七軒の江戸・吉原の粋な長唄「俄(にわか)獅子」、先斗町の力強い振り付けの長唄「晒女(さらしめ)」、祇園甲部の格調高い清元「梅の春」、宮川町のあでやかな清元「六玉川(むたまがわ)」と続いた。
五花街の舞妓計20人が共演する「舞妓の賑い」では「京小唄」を、各花街の流派の振り付けで披露。フィナーレで「祇園小唄」に合わせて全出演者が登場すると、客席から大きな拍手が送られた。
京都伝統伎芸振興財団(おおきに財団)と京都花街組合連合会の主催で、今年で24回目を迎えた。