(台中 18日 中央社)中部・台中市の飲食店で18日正午ごろ、ガス爆発が起き、1人が死亡、14人が重軽傷で病院に運ばれた。台中市政府は、ガスボンベの不適切な取り扱いまたは移動が原因だとみている。
爆発があった飲食店は、屋上の建て増し部分を含む4階建てのビルの1階に入居。2階から4階まではアパートになっている。2階の浴室で1人の女性が遺体で見つかり、重軽傷を負った14人は飲食店の従業員や上階のアパートの住人など。爆発による火は近隣の住宅や商店6軒にまで広がった。
台中市消防局は正午過ぎに通報を受け、消防車23台、消防隊員69人を出動させ消火作業に当たった。火の勢いは30分ほどで収まった。
爆発が起きた飲食店は、商店や飲食店などが密集する繁華街、逢甲商圏に位置する。消防局によれば、重軽傷者には近隣にある逢甲大学の学生6人も含まれる。病院に運ばれた負傷者のうち3人は熱傷面積が約80%に上っているという。