アパホテル京都駅北の開業を記念してテープカットする元谷外志雄代表
ホテルチェーン大手のアパグループ(東京都港区)は9日、京都駅に近い京都市下京区の河原町通沿いに、客室400室規模の新しい「アパホテル」の建設を検討していることを明らかにした。アパホテル京都駅北(京都市下京区)の開業に合わせた同日の記者会見で、元谷外志雄(としお)代表らが公表した。現在地権者らと交渉中といい、実現すれば同駅前に5棟目のアパホテルとなる。
同社によると、「京都プロジェクト」と名付けた新ホテルは、市営地下鉄京都駅から徒歩2分にある河原町通沿いに計画。アパホテルとしては平成17年4月開業の「アパホテル京都駅堀川通」(同区、客室数515室)に次ぐ大型ホテルとなる見通しで、大浴場などを完備する方針。開業時期などの詳細は今後詰める。
同社は提携先などを含め、国内外のホテル客室数を現在の約7万1千室から32年3月末までに約10万室へ増やす戦略を掲げている。
元谷代表は記者会見で、「アパホテルの国内シェアを現在の5%から10%にすることを目指す中、京都はまだまだ足りない」と今後の出店強化に意欲を示した。