大福梅の土用干しが

　北野天満宮（上京区）で１９日、恒例の大福梅おおふくうめの土用干しが始まった。

　大福梅は正月の縁起物で、元日の朝に白湯さゆに入れて飲むと健康に過ごせると伝わる。同宮には約５０種類１５００本の梅の木があり、６月に約２．２トンを収穫し、樽たるで塩漬けしていた。

　前日に梅雨明けが発表されたこの日、本殿前にむしろが敷かれ、巫女みこらが大振りな梅の実を丁寧に並べていった。約１か月間、天日干しし、再び塩をまぶして保存する。