(台中 23日 中央社)台中メトロ(MRT)グリーンラインは21日、初の線路での走行試験に成功したと発表した。走行試験は北屯車両基地(台中市)から4駅間で行われた。走行距離は約6キロで、電車の性能や坂道での走行などが試された。台中市政府交通局の王義川局長は、来年の試運転に向けてのウオーミングアップになったと喜びを示した。
王局長によると、車両全18編成のうち、5編成がすでに車両基地に到着している。日本で製造が進められている7編成は今年末に台湾に運び込まれる予定。全自動無人運転システムが採用されており、2両編成で最大輸送量は536人だという。
王局長によれば、現在機電システムの工事が進められている。来年全てのシステムの統合テストが完了した後で、台中メトロに引き渡され、同年末にも試運転される見通しだという。
台中メトログリーンラインは全長16.71キロで、北屯―烏日間(いずれも台中市)の全18駅を結ぶ。2020年に開業予定。