(公正取引委員会に相当)が29日発表した2016年のコンビニエンスストアの経営に関する調査報告で、1人当たりの年間利用回数は約122回に上ることが分かった。年間消費金額は1人平均9272台湾元(約3万3400円)だった。
調査はセブン-イレブン(統一超商)やファミリーマート(全家便利商店)などコンビニチェーン5社を対象に実施。総店舗数は1万374店舗で、2006年に比べ、14.9%増えた。2016年末現在の人口2354万人を基準にすると、人口2269人当たり1店舗のコンビニがある計算になる。
商品別売上高はタバコが最も高く、次いで飲料、弁当・サンドイッチなどとなった。利益率が最も高いのはレジカウンターで提供するコーヒーで、5割前後に上る。
同委員会の彭紹瑾副主任委員によると、2016年のコンビニ業界全体の売上高は3088億元(約1兆1100億円)で、小売業界では百貨店の3331億元(約1兆2000億円)に次ぐ規模となっている。