京都市役所に開設される「手配書課」の看板を披露した週刊少年ジャンプの中野編集長(左)と門川市長
人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」の連載20周年を記念して、京都市内の社寺などを会場にした体験型観光イベント「京都麦わら道中記~もうひとつのワノ国」が10月に開かれる。
イベントは、主人公のルフィら「麦わらの一味」が、新シリーズの舞台「ワノ国」と間違えて京都に上陸したとの設定で、市内10カ所で催しが繰り広げられる。壬生寺(中京区)では剣士のゾロが納めた巨大絵馬を掲げ、大覚寺(右京区)では作者の尾田栄一郎さん描き下ろしのキャラクターが登場する新作ストーリーが披露される。
イベントは10月7~22日。会場によって入場料などが必要になる。
7日、市役所で記者会見した集英社の中野博之・週刊少年ジャンプ編集長は「20周年のメインと言える企画」とPRし、門川大作市長は「京都の魅力を存分に感じてもらいたい」と期待を寄せた。会見では、「麦わらの一味」を捜すよう門川市長が要請を受ける場面もあった。イベント期間中限定で市役所本庁舎の正面入り口に、参加者向けに開設される「手配書課」の看板が披露された。