（ミシガン州のスナイダー知事（右端）と同州バトルクリーク市の関係者（中央）から、姉妹県州提携５０周年を記念して命名された道路「滋賀通り」の銘板を受け取る三日月知事）
滋賀県と米国・ミシガン州の姉妹提携５０周年を祝う記念式典が９日、大津市内のホテルであった。交流発展に取り組んできた両県州の関係者計約２５０人が集い、湖を縁に始まった友好関係のさらなる深化を誓い合った。
式典に先立ち、同州バトルクリーク市のフォートカスター工業団地内の道路に名付けられた「滋賀通り（ＳＨＩＧＡ ＤＲＩＶＥ）」の銘板が、リック・スナイダー州知事から三日月大造県知事に贈られた。姉妹提携５０周年を記念して８月末に命名されたばかりといい、スナイダー知事は「工業団地は今後も拡張の予定で、ぜひ県内企業を誘致したい」と求めた。
式典で三日月知事は「（両県州の）歩みは次の５０年に向かおうとしている。若者、文化・スポーツ、経済で交流を深め、次の物語をいっしょにつくっていこう」と呼び掛けた。スナイダー知事も「５０周年は次の節目やその先への礎だ。関係をさらに強固にしていきたい」と述べた。
両県州は、ともに湖がある県州の特性を生かした自然環境保全、経済・生活文化での友好親善を目指して１９６８年に姉妹提携した。市民でつくる友好親善使節団を奇数年はミシガン州が、偶数年は滋賀県が相手県州に派遣しており、提携半世紀の節目にあたる来年は、ミシガン州で記念式典が予定されている。