(台北 20日 中央社)文化部(文化省)の丁暁菁次長は18日、漫画史料を収集、展示する台湾初の「国家漫画博物館」が、中部・台中市で再開発が進められている水ナン経貿園区(旧水ナン空港跡地)に建設予定の「中台湾電影中心(映画センター)」内部に設けられること、落成が2020年末になる見通しであることを明らかにした。(ナン=さんずいに南)
丁次長によると、台湾の古い漫画作品は体系的な整理や研究がされておらず、多くは民間の保存に頼っているのが現状。博物館完成の暁には、台湾の主要な漫画作品のコレクションや購入(版権も含む)、保存とデジタル化、データベースの構築などを通じ、台湾の文化や記憶が漫画とともによみがえることが期待される。