(台北 20日 中央社)中華民国の建国記念日にあたる10月10日の国慶節に合わせ、台北市の総統府では来月7日から10日まで、建物の外壁を立体映像で彩る「プロジェクションマッピング」が上映される。総統府でプロジェクションマッピングが行われるのは初めて。「列車」のイメージを主軸とし、台湾を引っ張っていくというメッセージが込められる。
プロジェクションマッピングの制作を担当したのは、ユニバーシアード台北大会の開会式で映像の演出を手掛けた陳怡潔さん率いるチーム。光の投射によって、総統府を1888年に運転を開始した台湾初の機関車「騰雲号」から日本統治時代から戦後、現代までの絶えず進化を続ける交通機関に衣替えさせる。また、台湾原住民(先住民)16民族の冠のイメージを融合させ、語り物音楽から伝統音楽の客家北管八音、ジャズ、ロック、電子音楽まで様々なスタイルの音楽とともに光の投射を盛り上げていく。
7日から10日までの毎晩7時30分から10時まで、30 分ごとに1回上映される。期間中、総統府前の凱達格蘭(ケタガラン)大道は車両乗り入れが禁止され、鑑賞エリアになる。