(台北 20日 中央社)台湾ファミリーマート(全家便利商店)は20日、日本のファミリーマートと共同で店舗間配送サービスを開始したと発表した。まずは「台湾発送・日本受取」の取り扱いから始め、将来的に双方間で発送、受取を可能にする方針。
全家イーリテール事業部の林志清部長によれば、日台間の観光交流増加に伴い、旅行時の小包や手荷物などの宅配に関するニーズが生まれている点に目を付けた。同社の昨年の店舗間配送利用件数は3400万件。2008年のサービス導入初期に比べ、1日当たりの利用件数は700倍以上に成長しているという。
同サービスは台湾の3100店舗、日本の1万8000店舗で利用可能。発送から受取までの日数は4~6日で、料金は3キロ749台湾元(約2700円)。リチウム電池や高圧ガススプレー、肉製品、証明書類、現金、有価証券などの発送は不可とされる。