ジョリン・ツァイの台北アリーナコンサートに出演した安室奈美恵
芸能生活25周年を迎えた歌手の安室奈美恵が自身の公式ウェブサイトで、1年後の引退を発表した。突然の引退発表に、日本国内のみならず中国本土や台湾でも大きな衝撃が走った。
台湾紙アップル・デーリー電子版は20日、安室が自身の誕生日である2018年9月16日に引退することを明らかにしたと報道。公式サイト上で発表した声明の内容を紹介するとともに、引退の理由については特に言及されていないとした。また、安室と何度も共演してきた台湾の歌手ジョリン・ツァイ(蔡依林)は「芸能人も自らが望む生活がある。彼女を全力で支持します。これはとても勇気のある決定だと思います」とコメントしているという。
台湾のネットユーザーからは「一つの時代の終わりだな」「安室奈美恵は私の青春。初めて見た時に“征服”されてしまった。私の心の中では女神はただ一人、彼女だけ」「安室奈美恵が全盛期の頃が、J−POPの全盛期だった」「私の女神が…(泣)。でも、10代でデビューしてから25年。結婚問題で一度は落ちたけど、そこからまた輝きを取り戻した。本当に努力の人だった。そろそろ休んでもいいころ」といったコメントが寄せられた。
一方、中国版ツイッター・微博でも、新浪娯楽など複数のアカウントが引退発表について惜別の声とともに伝えている。ユーザーからは「えええっ?信じられない」「なんてことだ、いやだ」「ダメダメ、本当に好きなのに」「当時の小室ファミリーで最も売れた女性歌手」「もう25年?彼女は一体いくつなんだ」「日本の歌謡界からまた実力派の歌手が1人いなくなる」など、引退を惜しむ声が相次いだ。
また、安室を知ったきっかけとしてジョリンとのコラボレーション曲「I’m Not Yours」を挙げるユーザーが多く、「コラボしてくれてありがとう」「超素晴らしかった」「ジョリンとのコラボは無敵」との感想が見られた。また、アニメ「ワンピース」の主題歌「Fight Together」を印象深い曲とする人もいた