京阪電気鉄道が祇園四条駅(京都市東山区)構内の改装を進めている。商業施設フロアが規模拡大し、7月上旬までに3店が新装開店したほか、8月5日にコーヒーチェーン「スターバックス」がオープンする。トイレや案内設備も改装し、東山観光の拠点機能を高めた。
商業施設では以前から営業するコンビニ「アンスリー」とパン店「志津屋」が面積拡大したほか、スイーツショップ「スイーツボックス」が新規出店し、いずれも今月上旬に開店。スターバックスは京阪の駅構内で初めて誘致した。
トイレは6月までに順次改装を終え、訪日外国人向けに個室は全面洋式化し、使用方法を4カ国語やイラストで掲示した。京阪電鉄では初めて小児用の便器も設置した。
コンコースは京都らしさを感じるよう木目調で統一し、観光名所までの道案内などを表示するディスプレーも設置した。京阪は「楽しく安心して観光してもらいたい」としている。