(屏東 29日 中央社)日本統治時代に台湾に伝わった剣道を再び盛り上げようと、南部・屏東県の医師2人などがこのほど、「屏東剣士会」を創設した。会のメンバーで、かつて台湾区運動会(現在の全国運動会)の剣道女子団体で6連覇を果たした潘梅英さんは、昔の仲間にも参加してもらい、屏東での剣道普及のために力を尽くせればと意欲を見せた。
屏東剣士会を創設した陳亮仁・屏東基督教医院医師によると、剣道は日本統治時代、医師や学者などによって台湾で広められた。だが戦後には国民党政権によって制限を受けた時期もあり、後に日本からの導入当初に剣道を学んだ剣道家の努力によって再び発展したという。
楊恩智医師は、これまで屏東には剣道に適した場所がなく、2年前に国民スポーツセンターがオープンして初めて継続的に練習に取り組めるようになったと話す。2人の医師は、剣道がもたらすリラックスや心の問題改善などの効果を紹介し、剣道のメリットをアピールした。