(屏東 29日 中央社)野鳥アカハラダカの渡りは例年9月中旬から下旬にかけて、南部の恒春半島でピークを迎える。墾丁国家公園(屏東県)の上空を通過したアカハラダカの数量は、今月1日から25日までに20万3288羽に達した。20万羽を超えるのは2004年以来13 年ぶり。同公園管理処が28日、発表した。
調査は同処から委託を受けた猛禽類の研究団体「台湾猛禽研究会」が行い、調査員が通過する渡り鳥の数量や種類、環境資料などを記録した。
観察期間中、16日には最多の7万18羽が確認された。
同処によれば、13年ぶりの20万羽突破に研究会のメンバーや愛鳥家は沸き立っているという。
アカハラダカは中国大陸の一部や朝鮮半島、ロシア南東部などで繁殖し、インドシナ半島やマレー半島、インドネシア諸島、ルソン島、ニューギニア島で冬を越すとみられている。