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能装束きらびやかに 京都・金剛流が所蔵品公開

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鮮やかな図柄の能装束が並ぶ会場


能楽・金剛流宗家が所蔵する能面や能装束を一般公開する「能面・能装束展観」が23日、京都市上京区の金剛能楽堂で始まった。

 所蔵品の虫干しに合わせて毎夏開いている恒例行事。ロビーや能舞台、見所(客席)には、花鳥が鮮やかに刺しゅうされたり、きらびやかな紋様が織り込まれた装束や能面など約70点が展示された。

 今年は、江戸後期に活躍した金剛禎之輔とその長男謹之輔が、それぞれ初めて御所での禁裏能に出演した際に、孝明天皇から贈られた初参(ういざん)人形など、珍しい品も並んだ。宗家の永謹(ひさのり)さんによる解説もあり、能の愛好者や観光客が興味深げに眺めていた。

 24日まで。展示品の入れ替えあり。午前10時から午後5時まで。千円。解説は午前11時と午後3時から。

 同能楽堂TEL075(441)7222。



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