展示をPRする岡田結実さん
人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」で新たに描き下ろされたサイドストーリーを日本画などでたどる展示が7日から、京都市右京区の大覚寺で始まる。報道向けに5日公開され、タレントの岡田結実さんがヒロインと同じ衣装でPRした。
タイトルは「魔獣と姫と誓いの花」。連載20周年を記念し、集英社や市などでつくる委員会が市内の寺社などで催す体験型イベント「京都麦わら道中記-もうひとつのワノ国」の一環で、特別編として制作された。
会場の大覚寺では、同作品を日本画で表現した絵巻物のパネルや屏風(びょうぶ)などを展示。庭園には計30トンの石で戦いの場面などが描かれ、境内を回りながら物語を読み進められる。
鮮やかな十二単(ひとえ)姿で登場した岡田さんは「ワンピースが大好き。熱い気持ちが絡み合う展示で、一生に一度の体験ができる」と語った。同寺の伊勢俊雄執行長は「新しいものを取り入れる嵯峨天皇が作った1200年の歴史がある寺。コラボできてありがたい」と話した。22日まで。要拝観料。