(新北 9日 中央社)野球のアジア選手権は8日、北部・新北市で決勝が行われ、台湾は日本に1-6で敗れ、4大会連続で準優勝に終わった。日本の優勝は2大会ぶり19度目。
今大会、大学・社会人代表で挑んだ台湾。先発投手の呂彦青は4回まで日本にわずか1安打しか許さず、打線を抑え込んだ。台湾は3回、林祖傑の安打などで満塁のチャンスが訪れたものの、得点にはつながらなかった。0-0で迎えた5回、呂が投じた二塁への牽制球がセーフと判定され、郭李建夫監督が抗議をしたものの、判定は覆らなかった。その後、ヒットやホームランを浴びた上に、エラーも相次ぎ、5点を許した。台湾は6回に林瀚の二塁打で1点を返したものの、6回裏に日本に1点を追加された。
試合後に取材に応じた郭李監督は5回の牽制の判定が試合の流れに与えた影響に悔しさをのぞかせた。一方で、「試合での頑張りはみなさんに見てもらえたと思う。われわれは努力した」と選手の健闘をたたえた。