京都学園は、京都学園大学京都太秦キャンパス(京都市右京区)の第2期施設整備計画を進めている。延べ約7500㎡の「西館」に2018年2月に着工するほか、20年春に新設開校する工学部・大学院工学研究科の校舎として同2万6000㎡の「工学部棟(仮称)」も計画している。
西館の規模は、S造4階建て延べ約7500㎡。人文学部心理学科の実験・実習用専門スペースを始め、全学生が利用する講義室やコミュニケーションスペースを整備する。設計は東洋設計事務所が担当。施工者は未定としている。18年2月の着工、19年1月末の完成を予定している。
工学部棟の規模は、RC+S造地下1階地上6階一部8階建て延べ約2万6000㎡。新たに工学部2学科、大学院工学研究科(学生総数1000人規模)が開校予定で、留学生寮(約80-100人規模)を併設する。設計は都市居住文化研究所が担当、施工者は未定としている。20年4月の開校を目指す。
京都太秦キャンパスは、15年4月に開設。13年3月に廃止された山ノ内浄水場の跡地のうち南側約3万2000㎡に整備された。キャンパスの学生数は約2000人で、現在4学部を設けている。既存校舎に北館と東館(総延べ約1万6500㎡)があるが、これらを含む1期全体計画は清水建設が策定、設計施工も同社で行っている。今回の西館・工学部棟を含めた第2期全体計画は都市居住文化研究所が担当している。
(建設通信新聞)