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台湾の農業公社、日本の青果卸大手と提携 百億円規模の輸出目指す

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左から農業委員会の陳吉仲副主任委員、ファーマインドの堀内達生社長、台農発の陳郁然董事長



(東京 14日 中央社)政府系企業の台湾国際農業開発(台農発、台北市)は13日、東京都内で、青果卸大手のファーマインド(東京都)と、青果物の輸出入における相互協力に関する基本合意書を締結した。5年以内に輸出・輸入それぞれ100億円規模の取引額達成を目指す。まずは台湾側から、コンテナ1個分(約6トン)のバナナが出荷されるという。

台農発は行政院(内閣)農業委員会の主導により昨年12月に設立され、台湾の農業活性化と海外市場拡大などを目標に掲げている。

今回の提携では、青果専用のコールドチェーンを展開し、日本に14カ所の物流拠点を持つファーマインドがインフラや流通ノウハウを提供して台農発の日本市場開拓を支援、政府の後ろ盾を持つ台農発は日本産青果物の台湾輸入を全面的にサポートするなどの協力体制を整える。

台農発の陳郁然董事長(会長)は、ファーマインドの協力を得て、台湾産農産物の品質がより向上することに期待を示した。また、台湾と日本の緯度の相違による生産期のギャップにも触れ、農産物の相互供給によって日本市場のニーズを満たすことができればと、今後の業務提携に意欲を示した。


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